第13回 古都大会

〔京都・奈良〕

(抜粋)               

昭和49年10月14日(月曜)〜17日(木曜)

於 京都(大津山・祇園・嵯峨野)〜奈良(春日大社・若草山)

10月14日(月曜日)

 9時   京都国際ホテルに集合(宿泊)
10時   開会式(司会・木村政雄)
     ◇記念のおはなし
     ◇お祝いの言葉
     ◇体験発表〔来た道・行く道〕
12時   清水焼のふるさとを訪ねて、伝統の窯場見学
  ◇大津山へ松茸狩り「デラックス・ランチタイム」京都ならではの趣向 
 7時   テーマ別研修会◇広告宣伝 (新道エルダー)◇商品開発 (東井エルダー) 
            ◇人事講座 (小田エルダー)◇求人講座 (松岡エルダー)
  

10月15日(火曜日)

 8時   朝食(京名物・瓢亭の朝粥を賞味
 10時半   奈良 ◇春日大社(鹿) ◇東大寺(大仏) ◇二月堂 等を見学
12時   奈良公会堂にて昼食(鈴木恒夫・大会副委員の推薦弁当賞味)
 2時   薬師寺参詣(高田好胤師の講話拝聴・全員一人一枚瓦の寄進をする)
  観光◇唐沼提寺◇平安京跡見学→近鉄西大寺奈良ファミリー見学、休憩
 5時   「ペリカン古都・奈良の夕べ」奈良(宿泊)ホテル
  宴会◇ご挨拶・鈴木副委員長 ◇ペリカン旅情・郷まさる発表 
     ◇映画鑑賞会@お菓子の出来る迄 Aタカラブネお店巡り Bその他
 

10月16日(水曜日)

 9時   観光 ◇宇治平等院→タカラブネ工場見学→永幸食工場見学
       工場食堂にて「試食研修会」(新道エルダー説明)
12時   観光 ◇嵯峨野の秋を探勝→大覚寺→金閣寺→西陣織見学
 5時   「京都の秋を楽しむ夕べ」(京の迎賓館「つる家」)・司会・柳井昭二
 8時   業種別研修会 ◇飲食店(新道・石谷) ◇食堂(鈴木・後藤)
  ◇寿司(梶谷・東井) ◇和菓子(高田・岡) ◇洋菓子(木村・玉置)
  宿泊・岡崎・ホテルサンフラワー京都

10月17日(木曜日)

 8時   体験発表・演題「来た道・行く道」
        *京都 「万長」  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 石谷成男
        *京都 「伍十」  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 後藤隆生
        *京都 「マリヤ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 松岡富士雄
        *奈良 「スズキ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 鈴木恒夫
12時   閉会式  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   司会・木村政雄
    ◇大会閉幕宣言・挨拶 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  野口・大会委員長
    ◇大会運営委員へ感謝状・記念品贈呈 ・・・・・・・   岩城・名誉会長
 4時   「鴨川おどり」観劇(京の名妓による唄と踊りのバラェティーショー)



昭・49  京都・奈良
第13回 京都大会
  
  恋の鴨川
木屋町あたり
  ひとり泣いている
高瀬川
  姿、求めて 
奈良路を行けば
  散る散る紅葉に
鹿も 啼け
  あゝ
君は祇園か
     河原町



『お越しやす・・・・・』

第13回 古都大会
                       大会運営委員長   野口 五郎

 ペリカンクラブの皆様、今年も又南から北から遠いところお忙しい中を、「ようこそ、
お越しやす」。でも、年に一度のペリカン大会です。今年もお元気なお顔が一堂に会し、
賑やかにおしゃべりし合い、勉強出来ますことは大変嬉しい事です。
 今回はからずも私が「ペリカン古都大会」の運営委員長を仰せつかり、光栄に存じて居ります。
 「ペリカン古都大会」は、京都と奈良で華々しく開催されるわけですが、京都・奈良には
松岡大先輩を始め、後藤様、石谷様、そして奈良の鈴木様と、多士済々のメンバーが揃って
居りまして、その人達が何回も何回も準備の為にお集まり下さいまして、づぼらな委員長をよく
補佐してスケジュール作りに熱心にご参画下さいましたので、きっと皆様にお喜び戴ける大会に
成るものと自負して居ります。
 其では皆様「ペリカン古都大会」で大いに勉強し、大いに羽根を伸ばしましょう。
 「どなたはんもごゆるりとおすごしやす」
                                            (昭和49年10月14日)
奈良・若草山・勢揃い


「ペリカンクラブ」の同友へ
岩城二郎

 去年の夏、明治神宮外宛でTBSのバザールが催され、大ぜいの人で賑わった。
 此の人手をを当て込んでひと儲けしようと企んだ青山の或る喫茶店では、この期間中ケーキと
コーヒーをセットにして価格を普通の倍に値上げした。何も知らずに入った客が席に着いてから、
コーヒーだけではお断りと言われても、「それじゃ止めた」といって席を立つ人は減多にあるまい、
殆どの人は仕方なく、店の言うとおり食べたくもないケーキを睨みながら、高いコーヒー代を
支払わされて不愉快な思いをする事になる。
 一週間のバザールが終わると、又元の値段に戻したが、毎日この店を利用していた私ども青山の
店員は、既にほかの店に移って仕舞って、再び此の店に入る気は無くなってしまったと言う。
 僅か一週間の利益の為に、一番大切な固定客を永久に失う結果となったのである。
 いよいよ米価も上がる、飲食店の経営も厳しさをますであろうg、安易な値上げは慎み充分、
検討の上慎重に価格の決定をすべきである。

  ※商人の道、それは誠実を尽くす
          人間の道に他ならない。


大津山松茸狩風景
京の迎賓館つる家にて
つる家にて京芸妓のお酌にご満悦